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| きょうは、鬼平のモデル長谷川平蔵が見た風景と、鬼平が活躍した現場を自転車でめぐります。 |

| 下町: | ドーナッツ屋さんで待合わせ。下町めぐり.jpの「マイマップ」を見ながら作戦会議。 |
| 野口: | きょうは初めて自転車で行く街めぐりだね。 |
| 下町: | ミニ「ツール・ド・すみだ」で~す! |

| 下町: | さて、「春慶寺」(しゅんけいじ)からスタート。 |

| 野口: | 鬼平の親友、「岸井左馬之助」(きしいさまのすけ)が寄宿していたお寺だね。 実在した長谷川平蔵を「平蔵」、『鬼平犯科帳』の平蔵を「鬼平」と呼ぶよ。 |
| 下町: | シッカリ、「鬼平印」と「平蔵印」を作ってきました。 |
| 野口: | ??? |


| 野口: | 江戸切絵図で見ると、春慶寺はかなり大きいお寺だった。 「東海道四谷怪談」で有名な「四世鶴屋南北」の菩提寺として有名だ。 |
| 下町: | いまはりっぱなビルです。 春慶寺は『鬼平犯科帳』1巻「本所・桜屋敷」、8巻「明神の次郎吉」の舞台です。 |

| 野口: | ここは「鬼平」ゆかりの地だから・・・ |
| 下町: | 「岸井左馬之助の碑」の前で、最初の「鬼平印」! |
| 野口: | ハハハ、これが「シルシ」か。 |


| 野口: | さあ、墨田区役所の「すみだリバーサイドホール」に行こう。 きょうは鬼平にちなんだイベントがあるんだ。 |
| 下町: | 北十間川沿いを通ります。天気がよくて気持ちがいいです。 |

| 下町: | 墨田区役所に着きました。 |
| 野口: | すみだリバーサイドホールは2階だよ。 |


| 下町: | 江戸の味を再現するイベント「~鬼平に想いを馳せて~江戸の味わい祭り」! 「うるおい広場」には、お客さんが大勢。テレビ局も取材に来ています。 |

| 下町: | 子ども太鼓がイベントを盛り上げます。ヨッ! 決まった。 |

| 野口: | 江戸時代の味を再現した料理を試食できるそうだ。 |
| 下町: | すごい行列。はやく並ばないと・・・ |

| 下町: | 錦糸町にある「そばの里 みつまさ」のご主人が再現した「海老の煮出し」(えびのいりだし)をいただきます。 |
| 野口: | おッ、うまそうだね。 |

| 下町: | 鬼平も平蔵も食べた味だから、「鬼平印」×「平蔵印」両方です。 |

| 下町: | さっそく試食。 |
| 野口: | ウンウン、なかなかいい味だ! |

| 下町: | 会長、リバーサイドホールの床に、巨大な江戸切絵図があります。 |
| 野口: | これは面白い。つぎに行く「法恩寺」(ほうおんじ)を探してみよう。 |

| 野口: | たまには自転車もいいもんだね。 |
| 下町: | でしょう! でしょう! |

| 下町: | 「法恩寺」です。提灯には菊の御紋! |
| 野口: | 江戸城を築城した太田道灌が開基した寺院だからね。 徳川家康や豊臣秀吉も参詣した由緒あるお寺だよ。 |

| 野口: | 法恩寺は鬼平にも登場するから、それを記した碑があるよ。 |

| 下町: | 『鬼平犯科帳』14巻の「尻毛の長右衛門」ですね。 「鬼平印」! |

| ご住職: | 4つある石灯籠は上野の「寛永寺」から譲り受けたものです。 |
| 野口: | ご住職は何代目ですか? |
| ご住職: | 56代です。 |

| ご住職: | 法恩寺は戦災で大被害をうけましたが、昭和7年建立の三重塔だけはコンクリート建てのため焼け残りました。 ですから、私たちは「平和の塔」と呼んでいます。 |

| 野口: | 見事な参道ですね。都内では珍しい。 |
| 下町: | 山門から、左に「平和の塔」、右に「スカイツリー」が見えます。 |
| ご住職: | そう、すみだには「平和の塔」と、「電波の塔」のスカイツリー、二つの塔があります。 |
| 野口・下町: | ご住職、ありがとうございました。 |


| 野口: | さあ、「鬼平」の屋敷跡を見に行こう。 |
| 下町: | スイスイ、坂道が少ないから走りやすいです。 |
| 野口: | それにしても、変わった自転車だね。 |
| 下町: | 石原2丁目の自転車メーカー「17バイシクル」さんの「エクスウォーカー」です。 |

| 野口: | このコンビニあたりが、「鬼平」が若い頃住んでいた屋敷の想定地だ。 |
| 下町: | 「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、放蕩無頼の青春を送ったところですね。 カンペキな「鬼平印」! |

| 下町: | 続いてこちらは、実在の「平蔵」住居跡です。 |
| 野口: | 1200坪もあった広い屋敷だったんだ。 |
| 下町: | 「平蔵印」です。 |

| 野口: | 「弥勒寺」(みろくじ)に着いたよ。 江戸切絵図によると、ここもかなり広大なお寺だったんだ。 |
| 下町: | 「鬼平」にたびたび登場する、お熊さんの茶店は弥勒寺の門前にあった・・・ (『鬼平犯科帳』7巻「寒月六間堀」、10巻「お熊と茂平」ほか) |
| 野口: | 茶店があるということは、それだけにぎわっていたという証拠だね。 |

| 下町: | わっ、もう梅が咲きはじめています。いい香り(ウットリ) |
| 野口: | そうだ、次の「すみだ街ある記」は梅めぐりなんかどうだい? |
| 下町: | いいですね~! ワクワク。 |

| 野口: | 弥勒寺は「筆供養」でも知られたお寺だよ。 |

| 下町: | こちらは「鬼平印」×「平蔵印」両方です。 |


| 野口: | 弥勒寺の門前わきに、六間堀にかかる「弥勒寺橋」があった。 江戸名所図会にも描かれているし、『鬼平』7巻「寒月六間堀」の舞台だよ。 |
| 下町: | 橋の跡はコンモリと坂になっているんですね。 「鬼平印」×「平蔵印」! |

| 野口: | 「寒月六間堀」といえば・・・ 「猿小橋(さるこばし)跡」にいって川幅を測ってみよう。 |
| 下町: | 一間(いっけん)は約2メートル。 とすると六間は約12メートル。本当に「六間」あるのかな? |


| 下町: | 約22メートルもありました。 |
| 野口: | 当時の堀は、断面が「U」字だったからね。 |
| 下町: | 水の流れは六間だったのかもしれません。 ここは「鬼平」印! |


| 野口: | そろそろお昼にしようか。 |
| 下町: | この近くに、おいしい「深川めし」のお店があるんです。 |

| 下町: | 創業大正13年の「割烹 みや古」さんです。 |
| 野口: | 雰囲気があるね。 |

| 下町: | 池波正太郎さんもよく深川めしを召し上がったそうです。 |
| 野口: | 「鬼の平蔵も食べた」とあるしね。 深川めしは、江戸の人々も好んで食べたようだよ。 |


| 下町: | 深川めしは味がしみています。天ぷらはサクサク。 |
| 野口: | これはうまいね。ところで「鬼平印」出さないの? |
| 下町: | (食べるのに夢中・・・) |

| 下町: | あっ!レトロな公衆電話があります。 やわらかい照明であたたかい雰囲気です。 |

| 下町: | 坂道が少ないすみだの街は、自転車めぐりもラクチンです。 野口会長、きょうはありがとうございました。 |
| すみだの街を楽しい解説でご案内する 「すみだ観光ボランティアガイドの会」の問合せ: 墨田区観光協会 |




